井浦 新いうら・あらた│平岡衛星役
1974年東京都生まれ。映画『ワンダフルライフ』(98年/是枝裕和監督)に初主演。以降、映画を中心にドラマ、ナレーションなど幅広く活動。映画『かぞくのくに』(12年/ヤン・ヨンヒ監督)で第55回ブルーリボン賞助演男優賞を受賞。映画『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』(12年/若松孝二監督)では日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞を受賞。以降、映画『白川夜船』(15年/若木信吾監督)、『光』(17年/大森立嗣監督)、『二十六夜待ち』(17年/越川道夫監督)、『ニワトリ☆スター』(18年/かなた狼監督)、『止められるか、俺たちを』(18年/白石和彌監督)、『赤い雪 RedSnow』(19年/甲斐さやか監督)などに出演。公開待機作として、映画『こはく』(19年/横尾初喜監督)、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』(19年/山崎貴監督)、『宮本から君へ』(19年/真利子哲也監督)が控えている。鈴木卓爾監督とは映画『砂の影』(08年/甲斐田祐輔監督)で共演。のちに鈴木卓爾監督作品映画『楽隊のうさぎ』(13年)に出演、今作『嵐電』で二度目のタッグとなる。
大西礼芳おおにし・あやか│小倉嘉子役
1990年三重県生まれ。京都造形芸術大学映画学科俳優コース在学時に、北白川派映画第2弾『MADE IN JAPAN〜こらッ!〜』(11年/高橋伴明監督)にて、松田美由紀とのW主演を果たす。2011年同学科を卒業後、多くの映画やドラマに出演し、実力派俳優として注目を集める。鈴木卓爾監督は2016年に映画学科に着任したため、既に卒業した大西とは大学での接点はないが、女相撲の力士・勝虎を演じた『菊とギロチン』(18年/瀬々敬久監督)で共演。主な出演作に、映画に『彌勒 MIROKU』(13年/林海象監督)、『くじけないで』(13年/深川栄洋監督)、『イニシエーション・ラブ』(15年/堤幸彦監督)、『ナラタージュ』(17年/行定勲監督)、テレビドラマに「白鳥麗子でございます」(16年/EX)、「ごめん、愛してる」(17年/TBS)、舞台に「民衆の敵」(18年/シアターコクーン、森ノ宮ピロティホール)など。
安部聡子あべ・さとこ│平岡衛星の妻・斗麻子役
福岡県生まれ。山口貴義監督の『恋のたそがれ』(94年)の主演・早川京子役を機に俳優を目指し、1992年に平田オリザ主宰の劇団・青年団に入団。以後、舞台俳優として活躍する一方、市川準監督『トキワ荘の青春』(96年)にて漫画家・石ノ森章太郎の姉役を演じる等、多数の映画及びテレビCFに出演。2005年、三浦基主宰の劇団・地点の俳優として活動の拠点を京都へ移す。主な映像出演作品に「北条時宗」(01年/NHK大河ドラマ)、『仰げば尊し』(05年/市川準監督)、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(10年/東陽一監督)、『夏の終り』(13年/熊切和嘉監督)、『マンガ肉と僕』(14年/杉野希妃監督)他がある。
水上竜士みずかみ・りゅうし│永嶺巡役
1964年富山県生まれ。劇団状況劇場を経て映画界に転進。映画『SCORE』にて‘95ヨコハマ映画祭審査員特別賞を受賞。1998年日本テレビシナリオ登龍門佳作受賞を機に脚本家としても活動。主な出演作にハリウッド映画『シン・レッド・ライン』(98年/テレンス・マリック監督)、『CHARON』(04年/高橋玄監督)主演、『カミハテ商店』(12年/山本起也監督)、『11・25自決の日
三島由紀夫と仲間たち』(12年/若松孝二監督)、『千年の愉楽』(13年/若松孝二監督)、『正しく生きる』(15年/福岡芳穂監督)、『日本のいちばん長い日』(15年/原田眞人監督)
、『D5-5人の探偵』(18年/GEN
TAKAHASHI監督)、最新作に『タロウのバカ』(2019年公開予定/大森立嗣監督)他、多数の映画作品に出演。現在、京都造形芸術大学映画学科教授。
金井浩人かない・ひろと│吉田譜雨役
1992年新潟県生まれ。『この空の花
長岡花火物語』(12年/大林宣彦監督)にて映画デビュー。犬童一利監督のワークショップにて見出され、『きらきら眼鏡』(18年/犬童一利監督)で池脇千鶴とのW主演に抜擢される。その後も、NHK大河ドラマ「西郷どん」(18年)伴兼之役、BSテレ東ドラマ「神酒クリニックで乾杯を」(19年)4話メインゲスト・脇坂和也役など出演作が多数続き、
その演技力に注目が集まっている。
窪瀬 環くぼせ・たまき│北門南天役
1995年福井県生まれ。高校までは演劇の脚本や民族音楽等を学んでいたが、京都造形芸術大学映画学科・俳優コースで、映画に俳優として携わり始める。卒業後は、映画を中心にフリーの役者として活動。主な出演作に『サイケデリック・ノリコ』(16年/工藤梨穂監督)、『幸せのオカメウンコ』(17年/辻
凪子、村上由規乃)、『オーファンズ・ブルース』(18年/工藤梨穂監督/PFFアワード2018グランプリ作品)、『ミは未来のミ』(18年/磯部鉄平監督)がある。
石田健太いしだ・けんた│有村子午線役
1999年兵庫県生まれ。京都造形芸術大学映画学科映画製作コース在籍中。幼少期に観た『インディ・ジョーンズ』シリーズが映画に興味を持つきっかけとなる。趣味は児童向けのお話を作ること。大学一回生の時に工藤梨穂監督の『オーファンズ・ブルース』(2018年)に俳優として参加したことをきっかけに俳優に強く興味を持ち始める。『嵐電』には俳優部、演出部として参加した。他大学の作品にはマザコン男子やダメダメ男子などバラエティに富んだ役で出演している。
福本純里ふくもと・じゅり│川口明輝尾役
1996年愛知県生まれ。京都造形芸術大学映画学科俳優コース卒業。演技を通して様々な人を知り自分自身も人になっていきたいと思い俳優を志す。在学中の出演作に、『たおやかに死んでいる』(17年/米倉伸監督)、『Sad
Fuzz』(19年/岡本まりの監督)などがある。舞台ではVOGA『Social talk』(17年)サキ役として出演。今作が劇場公開映画の初出演作となる。